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執筆者の写真Hideaki Nagai

ランニングフォームについて

短距離の走り方とマラソンのランニングフォーム。

短距離は前傾から大きく腿を上げてダイナミックに走り、マラソンは背筋を真っ直ぐ伸ばしてブレが少なく走るといった、印象で大きく違うように見えますが、メカニズム的には大きな違いはありません。

私が高校生を指導していた時期に、短距離も見るようになり、そのように感じました。

それ以降、長距離選手にもドリルを色々と取り入れるようになりました。



ここ2・3年ほどは長距離選手の接地が随分話題になりました。

フォアフットという足裏全部での着地ですね。

実はフォアフットの方が衝撃は少なく、ブレーキもかからないという実験結果と速いアフリカ選手はみんなそうであること、ドラマ陸王の影響(?)、そしてナイキの厚底の影響。



一般ランナーにおいてフォームで意識することでは姿勢と着地が上位を占めているそうです。

おそらく姿勢とは背中が丸くなっていない上体のことを指していると思いますが、いわゆる腰が入った状態を求めているのでしょう。

また、接地に関してとにかくフォアフットの概念がつま先立ちのような着地のイメージが多い気がします。


私がフォームにおいて大切と思うことは、いかにしっかりと重心を捉えて乗り込んでいくかに尽きます。


接地

重心を捉えて乗り込み

着地の衝撃に負けずに骨盤の位置を崩さない

地面からの反発力を得る

体を前に移動


動作を分解するとこんな感じでしょうか。


なぜ乗り込みが1番大切なのでしょうか?

それは足が接地している間だけしか加速ができないからです。

その接地している間に、いかに少ないエネルギーで大きな推進力を得るかということが走る人の課題としているところであります。


その上で、地面からの反力を最大限に得る体制はどのポジションなのか、最大の推進力に変換するには手足がどういう位置や動きをしていけばいいのかにつながっていきます。


接地がフォアフットであろうがミッドフットであろが、ヒールストライクであろうが、乗り込んで軸が崩れたり、反発を得られにくいのならあまり意味がないような気がします。

乗り込み〜反発力を得られる技術や筋力が備えれられたらに、自然にフォアフットになっていける方向に進むと思います。


要は、体の中心部の動きや筋力が伴わずに末端のことをやっても、全体の歯車が噛み合わずに効率的な動きが得られないだけでなく、末端の負担が大きくなりケガのリスクの高まります。


会社や組織も同じですよね。

組織となる中心がしっかり機能しなかったら、末端ばかりが負担がかかり、不平不満が続出してバラバラになりますよね(笑)



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